 奥の母屋の軒先にいらっしゃるおばあさんに入浴料を支払うという素晴らしいシステム 手前の白い建物が浴室  入り口です  見よこの鄙びっぷり  お湯だまり |
田園地帯の集落にある、地元密着の公衆浴場。 とんでもなく愛されていると思われます。夕方に訪れたのですが、賑わっていました。 ・施設 指宿には、たくさん公衆浴場があって、どれもなかなか素晴らしいのですが、ここが一番古くからあるとかで、とにかく風情のよさが半端ない。 番台だとか、ましてや入浴券の自販機なんかない。 母屋の軒先に鎮座なさっている、お婆さんに２５０円の湯銭直接手渡し方式。 大人２５０円 ９：００〜２１：００ ・湯など 一見、農家のお宅の軒先の納屋かﾅﾆｶのような建物なんですが、内部の鄙びっぷりといったら、この世のものとは思われないほどの素晴らしさ。日本人ならこの風情に心打たれないわけはない。 内部は、柱むき出し、天井むき出し。 浴室の床に析出物がこびりついて、そこを夥しい人たちが踏みしめて、黒光りしている様といったら、おもわず感動に涙にじむほど。 浴槽がふたつありまして、手前が熱い湯、奥がぬるい湯です。 熱い方は、本当にかなり熱い。でも入られないほどではない。 奥の浴槽はぬるいんですが、ちょっとお湯が疲れているいる感じ。 分析表とか全然ないんで、泉質とかさっぱりわからないんですが、 鉄臭のあるナトリウムー塩化物泉とかかなぁ。 あわつきなし、やや濁りあり透明。文句なし、よいお湯です。  疲労回復・天下無双・宝湯と書いてある看板 ・感想 甘く切ない田舎への郷愁、魂の原点ここにあり。 （Ｈ１９．１０．８） |
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